沖縄の海に潜ってきた自慢を始めます(フル)


パパの友達が社長で沖縄に別荘があるんだけどサ、いとこの運転するボートで沖に出て、パライソに潜ってきたよ。パライソって知ってる? 楽園っていう意味なんだぜ。エメラルドグリーンで本当に綺麗だったなァ…。まあ、君たちもお父さんやお母さんに頼んで連れて行ってもらうといいけどネ、沖縄に。アハハハ…。

というわけで、

沖縄の海でダイビングのライセンスを取ってきました。ちゃんと自分で汗水たらして働いて貯めたお金でですヨ。なのでちょっとした自慢くらいは当然許されてもよくて、その自慢をこれから始めます!


無理やりライセンスを取得!


仕事が大わらわだったためにほとんど時間をとることができず、教材のDVDは1.5〜2.0倍速という音声が聞き取れるぎりぎりの早送りで視聴しましたし、テキストは羽田から那覇空港までの2時間で無理やり詰め込みました。意外となんとかなったけれども、お勧めできる方法ではありません。

海が美しい!


実習地の海が、たまたま某友人の庭みたいなビーチだったそうで。こんなところに生まれ育ってみたかったなァ…と溜め息の出るほど綺麗な場所。

おい、きみの地元、ニモがおるぞ!
本当にイソギンチャクと共生してる(笑)
「ニモだァー!」と無防備に近づいていったら、ガリッと手を噛まれてしまいました。クマノミは臆病な魚なので、けして怯えさせてはいけません。

ガンガゼの長い針が渋い! ガンガゼむちゃくちゃカッコいいと思います。ただ、近づいたら間違いなく刺し貫かれてしまうだろうというヤマアラシのジレンマを感じます。

本島は見所満載!











スムーズに実習が終われば、美ら海水族館なんかは無理だとしても、那覇市内を観光して回る時間くらいなら充分に作れます。国際通りにゴーヤバーガー、栄町市場にやちむん通りの焼物街。

熱帯系の大木と現代社会のコラボ。こういう光景は沖縄ならではだと思う。はっきり言ってすごくカッコいいと思いました。

首里城


2000円札のモチーフとなった守禮門。初の沖縄なので、ベタな観光名所の全てに釣られている自信があります。



各所で栽培しているドラゴンフルーツ。サボテンの花のような実り方をします。味は淡白だけど、このようにヨーグルトをかけて食べるとけっこういける。
ちなみに右の実は、カフェのおじさんが撮影用にわざわざ貸してくれました。ありがとうございます!

かぶると洗脳されそうな冠。

おせんみこちゃ。

玉廟(たまうどぅん)



王族の墓所。石室の中には棺などが収められているらしいのですが、この時は入れてもらえませんでした。

識名園




琉球王家が別荘として造営。ベースは日本庭園なんですが、建物や植物が南国系。

沖縄県立美術館


沖縄の海にもよく似たファサード。壁に穿たれたビットから光を導き入れているのが綺麗ですけど、中にはもう1つの壁があって、広くてゆったりした二重構造のエントランスとなっているのが特徴的です。
岡本太郎の沖縄写真が印象的でした。規格外の凄さというか、ソルボンヌ大学で修めた民俗学の素養をベースに撮影しているらしいのですが、そんなようなバックストーリー1つでは説明しきれない、土俗的な感覚を生々しく掬いあげるだけの野生の嗅覚を感じさせます。なお、沖縄の写真集にはプレミアがついてしまっていて1万円くらいする。

慶良間


オプションツアーで、慶良間のパライソやウチザンにも潜ってきました。
幸運が絶頂のときはマンタや海亀にも遭遇できるらしいのですが、たとえ遭遇できなくとも潜る価値は充分にあります(遭遇できなかったけど楽しかったです)。


岩の下にはネムリブカが沢山泳いでいました。特別こちらからなにかをしなければ、危害を加えてくることはありません。

Finding Nimo.
こんな海の底で頭のおかしい人に襲われたら絶対助かりようがない…。もしくは、窒素酔いがもたらした酩酊状態により自分自身頭がおかしくなってしまう危険性もあるらしく、たとえば呼吸を止めたまま海底から浮上しようとすると水圧の低下により肺の中の空気が膨張して爆発するのですが、窒素酔いで判断力が低下することにより、「どれぐらい耐えられるのか、試してみようかナァ…」などと実験精神が芽生えてしまってしまったら大変だ!自分にはいかにもありそうなことなので、想像しただけでも恐ろしいです。

でも、こんなところで死ねるなら本望かもしれない。いやまあ、こんなところで死ぬのはすごく難しいんですけど。

人に嫌われるのが怖い


自慢げに書いたのはそのほうが面白いエントリになると思ったからで、俺にはまったく、自慢する意図なんかはありません…。ただ、沖縄の素晴らしさをもっとみなさんに知ってもらいたかっただけ。その一心で、真心を込めて書きました。自慢げに書いたのはただのネタで、嫌われるのが怖いから今こうして理由を説明しているのですが、とにかく沖縄はよかった…。想像以上にすごく楽しくて、宿代が2000円〜3000円で済むし、たった三日間ですが充実した時間が過ごせました。
マイラーになってクレジットカードの裏ワザを駆使し、JALANAマイレージを貯めまくる人たちの気持ちが今はようやく理解できたような気がする!