今年のゴールデンウィークは、東南アジアに行こうと思います。世界遺産の写真集を眺めながら、「1年に1個は世界遺産を見に行けるような将来にしたい!」と夢物語のノリで語り合っていたのも今は遠い日。エアチケットは安いわ情報共有は進んでいるわで、ずいぶん敷居が低くなっているのを感じました。
ところが、ゲーム感覚で安易にチケットを確定したりすると、あとから急激にビビる羽目になる。ガイド過剰で親切設計、かつ標準プロトコルの策定された東京のような場所で暮らしていると、普段のルールが通用しない世界のことをちょっと想像しただけで、臍の緒を断たれて無辺の宇宙に放り出されたかのごとき不安に取り込まれてしまうのです。