神秘の国ネパールへ 全17回:目次
- 神秘の国ネパールへ
- ナマステ!ネパール王国
- ハードウェイ・トゥ・シャブルベンシ
- 「世界で最も美しい谷」で、ヤクにまみれる
- 氷河地形〜オーバー4000メートルの奇景をゆく
- 世界遺産!幻惑の聖地ボダナートと、美の都ラリトプルをさまよう
- リトル・ブッダの古都から、謎の絶景☆モンキー寺院へ
- 灼熱の仏教テーマパークで、仏陀の足跡を辿る
- ワイルドライフの楽園で過ごす、エレファントな日々
- チトワン密林決死行 〜驟雨のエレファントライド
- 雨のポカラと、サランコットの丘
- 女神カーリーの供物と、カトマンドゥの熱い夜
- 世界最高の山、サガルマータを見下ろして飛ぶ60分
- パシュパティナートの詐欺師
- あっと驚くジャナクプル! ネパール東南部、ラーマーヤナの故郷へ
- さらば愛しきカトマンドゥ 〜赤痢とともに去りぬ
- Welcome Seoul! 〜グルメと世界遺産に囲まれて過ごす四日間
オマケ:近況と改装
『14:パシュパティナートの詐欺師』を新しく書き足し。ラジニカーントやキラル、火葬寺院パシュパティナートのことを書きました(11/7:写真は1枚のみ)。
サントスへの手紙
親愛なるサントス
元気かい?
ネパールには、もっと長くいたかった。
でも、6/5にはカトマンドゥを発ってしまったよ。
仕事をゲットするために日本に帰らなくちゃならないし、
ガールフレンドたちとも遊ばなくちゃね((註:どうせバレないからそういう見栄を張ってた))。俺は今、韓国の首都ソウルにいるよ。
情けのないイングリッシュスキルで、このEメールを書こうとしてる。韓国ではとても寛げてる。
韓国人は日本人と同じように、英語が全然喋れないからね。
(ただ、言葉を交わすこと自体ができないわけなんだけども…)ポカラを発った後、俺はまず、
カトマンドゥ盆地の側にあるダクシンカリに向かった。
生贄のヤギとニワトリが、首を切り落とされるところを見たよ。それから、マウンテンフライトのために空港に向かった。
世界で一番高い山、エベレストを見たよ。
カンチェンジュンガ、ランタンリルンも見ることができた。
雲海の上で、山々の頂が輝いていた。
とてもすごい体験さ!それから、パシュパティナートで火葬を見た。
風とか火みたいな自然界の元素から作られた死人の亡骸が、
灰に変わり自然界に帰っていったんだ。それからそれから、インドの近く、ジャナクプルに行った。
ここも美しい街さ。
ただ、俺にはちょっと暑すぎた。40度以上あるんだ。
だから、カトマンドゥにはできるだけ早く戻った。
あそこにいられたのは、たったの半日ぽっちさ。
ポカラでは雹が降ってきて、俺の肌は鳥みたいだったよね。
"TORI-HADA"さ。
でもジャナクプルでは、俺の肌は日に焼け焦げ、ほとんど死にかけてた。ネパールには22日間を費やした。
これは俺の人生の中でも、最もグレートな体験に違いない。この国が好きさ。
いつの日か、帰ってくるつもりだ。
君ともう一度会える日を楽しみにしている。追伸:国に帰ったら君の写真を送るよ。
たぶん、6/10かもうちょい後になる。